當麻寺護念院 池泉式庭園

お久しぶりの投稿です

 

すっかりご無沙汰のち、早くも4月も終盤と言う・・・

なんとも早い令和4年な感じですが、庭想人は軽快に動いております

 

ご依頼頂いておりますプランも進めておりますので、どうぞご安心ください

勿論、お庭のこと、なんでもご相談受付中ですので併せて宜しくお願いいたします。

 

さて本日は国内でも、世界でも有名な當麻寺「護念院」様での作業です

護念院様のHPです。ご覧ください)

江戸時代に作庭されたと言われる池泉式庭園は、西の池泉と、北の枯山水庭園が直角に位置するとても珍しい貴重な庭園になります

樹齢400年とも言われるエゾヒガン系の枝垂れ桜が歴史を物語り、護念院とお庭を見守っているそんな空間です

 

當麻寺は日本一古いとされる石灯籠や、鐘楼もあり、中将姫が一夜にして織り上げたとされる当麻曼荼羅は蓮の糸で織り上げられたとされる事でも有名ですね。

 


そんな護念院様のお修復修復をさせて頂きました。

池泉庭に掛かる石橋ですが、今回崩れたことをきっかっけに、以前は小川の水を引き込んでいただ事もあり、今回はその川水も復活させました。

 

写真は崩れた石橋です

 

 

崩れ落ちた石橋です

池の水を抜けば池の構造が見えてきました

池の水をポンプアップ

池底はしっかりしていたので、チェンブロックを使いながらの作業になります。

今の時代は重機など使い仕事も早いのですが、重機も使えない場所では、こういった道具で少しずつ進めて行きます



三叉の位置など調整しながら作業を進め、橋脚になる石材を据え直ししていきます

勿論セメントを使うこと無く、石と石をしっかり噛まして組み上げて行きます


組み上がった石橋です

その場に有る石材(一切持込無し)で、もとの状態に修復することが出来ました

しっかり石と石を噛ませ組み上げました

浚渫作業です

長年溜まった泥をすくいとり、土嚢袋に詰めて行きます

 

生態系を崩さないように、泥を取り過ぎずに作業を進めました

 

すくい取った泥はしばらくの間、水切りを行い、天日干しした後再利用します

作業が終わる頃には枝垂れ桜が満開になりました

池水も動くことが無く、池も濁り気味でしたが、川水を引き込み事ができ水質も安定するようになりました

 

滝口から水落ちの音が心地良いそんなお庭に蘇りました

まだまだこれから、お庭全体の庭木のお手入れ(実生木の整理など)を進めながら、奥行きのある空間、そして参拝される方々に癒やして頂ける空間になるよう、しっかり作業をすすめて参ります

 

 

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