石には八つの顔がある

こんにちは

早くも三月に入ってしまいました

梅の花も咲き始め、早い木は満開に。。。

桃の花はまだ早いようですが、今日は桃の節句ですね

花の蕾も今か今かと待ち構えている今日この頃です

 

さて今日は石について

お庭の改修工事で、もともとある景石を他の形で使えないか?

そう思いながら、大きな2トンはある石を裏返してみました

予想道理、裏は真っ平。

今まではお庭の『景石』(景色となる石)と使われていた石を、これからは『使っていただける石』に据え直しました

今までは山形の面を裏に、真っ平な面を表に、お庭でバーべキューや、木陰でのお茶タイム、ご近所さんとのお話なんかに使っていただけるようにテーブルとしてお庭の景色にさせて頂きました。

 

 

修行時代に

『石には八つの顔がある』

と教えられ、石積みの顔、景石の顔、飛石の顔など、石には使う面で色々な表情を見せてくれます

『一番いい顔を見ろ』

と教わり、そこにあった石の使い方をしていきます

大きい石はそのまま据えるのではなく、一番いい表情を見ながら一番いい高さに据えていきます。

写真のテーブルになった石は、半分以上埋まっています

またテーブルを取り囲む石も、椅子として生まれ変わり、ゆっくり腰を掛けて頂けるようにしました

今回のお庭は、使っていただけるお庭として、『家族団欒』と言うコンセプトで造っております